●カラカウア通りに入るとホテルが建ち並ぶため、応援する人が多くなる。オレンジ色の街灯が雨に濡れた道路を照らす。
すぐ前を背の高い女性がいて、「スタイルいいなぁ。髪の色からすると日本人かな」などと思っていると、
沿道から「理恵ちゃ〜ん、頑張って〜」という声が聞こえた。並んで横顔を見ると長谷川理恵だった。
いつも取り巻きがいるのに1人のようだ。ホノマラで3時間15分切りを狙った年もあったが、
今回は3週間前に「東京国際女子マラソン」を走っているので3時間半ぐらいで走るのか。
「そうだとしたら一緒にゴールできるかもしれないな」などと考えた(笑) ホテル街が終わり少し行くと10Km地点。時計を見ると48分24秒。
「少し速いかな」と思うものの、いつもここからスピードを落としすぎることが多いのでそのまま行くことにする。
うしろから来た日本人男性に「いつも『気分はホノルル』見てますよ〜」と声をかけられ「ありがとうございま〜す」と返す。
15Km地点までの5Kmも24分25秒で行き、下り坂に入っていく。ハイウェイに入るまで下りは続き軽快に走る。
ハイウェイに入ると、いつもなら東の空に太陽の明かりが見えるのに、雨空が広がるばかり。
20Kmまでの5Kmも24分56秒。ハーフ地点通過が1時間43分なので「このペースを維持できれば30分を切れるけど、それはできないだろう」と思う(笑)
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●そろそろ、顔ペインティングのVRさんが「ファイト! ファイト!」とランナーに元気を送りながら来るころだが現れず。
25Kmを過ぎ、ハワイカイの折り返しコースに入ってもそれほど疲労感はない。
ハワイカイ・ショッピングセンターの前にある私設エイドでオレンジをもらい、復路に向かう。
何人もの顔見知りと会い、声をかけあったりハイタッチをしたり。
30Kmを過ぎたあたりだったか、マイケル冗談さんと孫の広夢くん(小学4年生)とすれ違う。
すぐ近くにrinkaさんとえり姉さんも一緒に走っていた。広夢くんとハイタッチをしながら「夢を広げようね〜」といって別れる。
この辺から、近くを走るロコっぽい男性がcrocs(サンダル)で走っていることに気づく。

◎マイケル冗談さん撮影 |
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いくらクッションもあり歩きやすいといってもサンダル。
さすが素足ではないが、フルマラソンを走る履き物ではない。
「crocsに負けたくない」と思い、少しスピードを上げる(笑)
しかし、さすがに30Kmを過ぎると疲労を感じ始め、
スピードは落ちる一方。
35Kmの手前で「ファイト! ファイト!」という声が聞こえてきたので
振り返ると、VRさんが軽快に走ってきた。
後半追い込み型の理想的なマラソンで、いつも感心する。
ハイウェイからケアラオル通りへ入る手前の35Km地点で
ストレッチをしてラスト7Kmに備える。
いつもは道路越しに台を作って撮影隊がいるが今回はいなかった。 |
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●カハラ・アベニューに入ると残りは約5Km。といっても登り坂があることを考えると油断はできない。
ふと隣を見ると、crocsで走る男の姿。「ギョッ、追いつかれた〜」。特に僕を意識しいるようには見えず、淡々と走っている。
そうこうしているうちに難関とされる上り坂。しかし、ジムでの筋トレ効果かそれほど苦ではなく登っていけた。
40Km手前のビデオカメラを通過するときは笑顔を忘れずに(笑) 坂を下るとカピオラニ公園が見えてくる。
エイドステーションには寄らず、ラスト1Kmの直線に入る。何人かに「ププ゚さ〜ん」という声をかけてもらいゴールを目指す。
すぐ近くに、crocs男の姿がある。余力を振り絞ってスピードを上げ、5mほど差をつけてフィニッシュラインを通過した。
10Km以上を一緒に走ったことになぜか親近感を覚え、crocsを指差し「Great!」と言いながら手を出すと笑顔で握手をしてきた。
ミストシャワーを浴びたあと、やはり疲れたのか、雨で濡れた芝生に座っていた。
ゴール手前を少しもどって長谷川理恵を待ち、二度目のゴールも考えたが、その余力はなかった(笑)
◎今年も年代別タイムの5%以内に入ったが、メダルはないという話を聞いた。
それが噂であって、また忘れたころに届くことを期待している。
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